DebianをVirtualBoxにインストールするまでの道のり
(2)Debianのディスクイメージを入手
今回はDebianのディスクイメージを入手する手順です。
[1] Debianプロジェクトのウェブサイトにアクセス
[2] 「Debianを入手する」項目の「CD/USB ISOイメージ」のページにアクセス
[3] HTTP/FTPを使ってDebian CD/DVD イメージをダウンロードするを選択
今回の手順は、会社のPCを使っていることが前提です。
会社のPCには、なかなかBitTorrentなどのS/Wをインストールできないのではないでしょうか。
というわけで、今回は普通にウェブブラウザでダウンロードするためにこの項目を選択します。
[4] 公式の「安定版(stable)」リリース用 CD/DVD イメージを選択
最先端の機能を試したい!という場合には「テスト版(testing)」でもいいと思いますが、
会社でVirtualBoxにDebianを入れようとしている人の大半はクロスコンパイル環境や、なんらかの開発環境をセットアップしようとしていたりするのだと思います。
そういった場合は安定版を入れておくのが無難です。
「ページ内にはレジューム機能のあるツール(ダウンローダ)を使ってください」というような表記もありますが、Google ChromeやFirefoxで問題ないです。
(自分は普通にChromeでやりました)
[5] ダウンロードするものを決める ハマり度★☆☆☆☆
ここでハマるというより、この選択によって後々ハマるかどうかの分かれ目になります。
まず、この手順では
DVDの64bit版ディスクイメージ(amd64)
を選択しました。DVDのディスクイメージだけあって、4GB程度あるので気長に待ちましょう。
◆ハマったこと:CDのディスクイメージをダウンロードした
CDの方が容量も小さいし、シンプルなDebianで良いし。と考えて
CDのディスクイメージをダウンロードして、インストールを試みました。
しかし、結果的に、「シンプルすぎて使いにくすぎるDebian」になってしまいました。
何をやるにもapt-get install …が必要になり、
「え、これも入ってないの、あれも入ってないの」という感じです。
DVD版はある程度ちゃんとプリインストールされる印象でした。
余計なものがまったく入っていないDebianが必要な場合はCDでもいいと思いますが
DVDを使うことをお勧めします。
[6] ダウンロードするディスクイメージを選ぶ
amd64をクリックすると、英語ばかりのページに飛ばされます。
少し面食らいますが、大丈夫です。問題ありません。
下の方に、ディレクトリ構成のようなものがあります。
がお目当てのものです。
ディスク2、ディスク3は、今回の手順では不要なのでダウンロードしません。
ディスク1のみで充分使える環境になります。
次回は、VirtualBoxにDebianをインストールします。
Windows10の仮想化支援機能や、ディスク容量の設定、ネットワーク設定などで
ハマります。